社会がますます複雑多様化し、子どもを取り巻く環境も大きく変化する中で、学校が様々な課題を抱えているとともに、家庭や地域の教育力が低下し、学校に過剰な役割が求められています。
このような状況のなかで、これからの教育は、学校だけが役割と責任を負うのではなく、これまで以上に学校、家庭、地域の連携協力のもとで進めていくことが不可欠となっています。このため平成18年に改正された教育基本法には、「学校、家庭及び地域住民等の相互の連携協力」の規定が新設され、学校支援地域本部が設置されました。
さらに令和6年には、これまで各学校で行われてきた ボランティアによる活動を発展させるために、地域学校協働本部となりました。地域の方々が自らの持つ知識や具術を活かし教育活動にかかわることで、こどもたちの体験活動や経験の幅が広がるとともに、多くの出会いや講習を通して規範意識やコミュニケーション能力が向上する事なども期待されます。また、地域の方々の学びや経験を生かす場となり、人の輪がひろがることで、地域のきずながつよまり、地域力や地域の教育力が向上すると考えています。