台風や地震など、災害への備えを見直したいという人が集まって、情報交換をする機会を設けました。
防災士のたまサポメンバーが、取り組みやすい防災のコツを紹介しつつ、ナビゲーターを務めています。
どなたでも、お気軽にご参加ください!(当日、直接会場へ)
いつかはやらねばと思いつつ、後回しになりがちな、家具の固定。
でも、手っ取り早くできる、事前の防災対策はいろいろあります。
無防備な状態で1日の3分の1の時間を過ごす寝室をはじめ、
家の中を安心な場所にするための考え方や、具体的なコツを共有しました。
参加者からは、以下のような感想が寄せられました。
<アンケートより>
◎今すぐできることがたくさんあると知りました。(家の中のものが)割れたり散らかることで心が辛くなるということは想像していなかったけど、納得しました。
◎自宅で安全な場所が、災害後の生活拠点になると聞き、改めて考えてみたいと思います。
◎まずは「生き残る」ことの重要性を感じました。冷蔵庫の固定や照明器具の見直しもしようと思います。
◎防災対策は、「生き残った後より、生き残るため!」そうですね。
◎まず冷蔵庫の固定をしようと思います。
<安心に役立つグッズいろいろ>
・揺れると自動で点灯する足元灯
・子供が安心して持てる、ソフトなLEDランタン
・本の飛び出しを防ぐテープ
・食器棚の扉が開かないようにする、くねくね棒
・小型家具を固定できる、マジックテープ
・トースターや電子レンジのズレを防ぐ、
滑り止めシート
これまで要望の多かった防災クッキングをついに開催!
「節水、節ガスでつくろう!スイスイパスタ」をテーマに、
・あらかじめ水に浸けておくパスタ(1人前、コップ1杯の水でゆで時間1分♪)
・ポリ袋調理でホットケーキミックスの蒸しパン
の2品をカセットガスコンロを使ってつくり、試食しました。
調理のポイントは、いかに水とガスを節約するか。
→キッチンバサミ、ポリ袋、ラップ、使い捨て手袋、除菌シートなどを備蓄しておくと、
まな板やボウルを使わず、水洗いや手洗いができない状況でも衛生をキープしやすい
→パスタとパスタソース、ホットケーキミックス、パウチや缶詰、乾燥した野菜など
ふだんも食べていて、保存しやすい食材が、在宅避難生活では便利
→カセットコンロとカセットボンベの備蓄は必須!温かい食べ物は、心を元気にします
カセットボンベ1本の使用時間は約70分程度(気温や火力による)。多めに備蓄を
<参加者アンケートより> 家でもつくってみるという声が多数でした!
・パスタも、蒸しパンも、とてもおいしかったです
・とにかく、水が少なくてすむのがびっくりでした。パスタは子供の好きなモチモチ食感♪
・ふだんも、災害時にもおいしく食べられるレシピで、備える気になりました
・聞いたことはあったけど試したことはなく、今回体験できたので、自分でも調理してみます
<写真解説>
左:蒸しパンの準備。調理用のポリエチレン袋に、ホットケーキミックス200g、甘酒200cc、レーズンを入れてモミモミ
(具をウインナーやコーンの缶詰にして、水180〜200ccにすると、お惣菜系蒸しパンに)
中:スイスイパスタは、ひたひたの水に麺を2時間以上浸けたあと、沸騰させたコップ1杯の湯で、1分間茹でます
右上:牛乳パックを切ってラップをかけた手作りの食器にパスタを盛り、お好みのパスタソースをかければ完成
右下:蒸しパンは、沸騰させたお湯に材料をよく混ぜたポリエチレンの袋を入れ、中〜弱火で約20分
(途中上下をひっくり返す)。お湯は再利用できます。
スイスイパスタの作り方動画は、こちら!
https://www.youtube.com/watch?v=3DFxR5SWUiI
ナビゲーターの高梨が所属する防災まちづくり研究会が、
こらぼ大森と一緒に制作しました。
左のQRコードからも観られます。
約1年ぶりのおしゃべり会は、「非常時に役立つグッズと知恵」をテーマに開催しました。
まずは、いろいろな明かりを手にとり、用途ごとに備える大切さを確認(詳しくは写真参照)。
また、用事で都心部に保護者がいる時に大地震があった場合、学校にいる
子どもといつ再会できるかを想像してみました。被害が大きいほど、無理に移動することは危険です。
2〜3日会えない可能性も視野に、子どもとどのような約束をしておくとよいかを考えました。
◎命を守るための知恵を備え、事前に手を打っておくことが大切
◎我が家の“防災の専門家”は、自分!!
など、「防災対策は、何からどう始めたらいいの?」という方が動き出すきっかけになる内容でした。
<参加者アンケートより>
・ママ目線でどう備えたらよいかを想像しやすく、他の参加者のアイデアもためになりました。
・被災後、外出先から歩いて帰れるとしても、その日中に帰れるとは限らない。考えてみればその通り!
・被災した時にどう行動するか、子どもとの約束など曖昧になっていたので、しっかり考えたいです。
<写真解説>
上段右:停電中は家族1人に1つ(ヘッドランプなど)、部屋ごとに1つ(ランタンなど)があると、安心度がアップ!
下段左:落としても割れない柔らかいタイプのランタンなら、小さなお子さんにも持たせられます。
下段右:停電すると自動点灯してくれる足元灯は寝室におすすめ!写真はコンセントに差しておくタイプ。
2022年7月14日(木)11:30~12:00 社教1 15名
「備蓄、給水、節水」の3つの視点で非常時に備えようをテーマに開催しました。
ワークショップは、風呂敷リュックをつくって水を背負い、手で持つより背負った方が断然ラク!と確認。
また牛乳パックでお皿とスプーンをつくり、「タメになって楽しかった〜♪」の声も上がりました。
◎風呂敷リュックづくりは、大判スカーフを使うアイデアも♪(写真右上)*つくり方は下のイラスト解説参照
◎1本の牛乳パックからお皿1つとスプーン2つができました(写真右下)
お皿にラップを敷いて食器として使い、食後はラップだけを捨てれば、食器を洗う水を節約できます。
2019年10月の台風被害を教訓に始まった「防災おしゃべり会」。備えを進めたいという声にお応えして、質問にお答えするかたちで情報をアップしました。(2020.7.7情報/防災おしゃべり会ナビゲーター)
Q.私のうちの浸水のリスクは?
まず、大田区発表のハザードマップ(風水害編)を必ず確認しておきましょう。
多摩川が氾濫した場合の、「浸水の深さと広さ」「浸水継続時間」の想定がわかります。
多摩小周辺では、5〜10mもの浸水が想定されているエリアがあります。
また、浸水が12時間、1日、3日、長い場所では4週間も継続すると想定されています。
その上で、このページの一番下にある「防災おしゃべり会レジュメ(第1回)」PDFの
内容を確認し、事前にどのような準備をすべきか、考え始めるとスムーズです。
*追加情報:国土交通省「浸水ナビ」(https://suiboumap.gsi.go.jp)は、
住所などピンポイントで浸水深の予想が、10分刻みでイラスト表示され便利です!
Q.土のうや水のうを用意した方がよい?
一戸建てや、マンションの1階では、雨水が住居に流れ込むリスクに加え、
下水道から水が逆流するリスクがあります。
玄関やガレージ入り口用に、土のうや水のう、止水板など自宅にあった備えををしておくほか、
トイレ、風呂場や洗濯機の排水溝に、「簡易水のう」(ビニール袋に水を入れてつくる)を
置くと、逆流を抑える効果があります。
簡易水のうの作り方は、こちら(大田区)。
2020年10月6日(火)11:30~12:00 社教1
「在宅避難」のための基本の備えをしておけば、いろいろな災害に応用できることを、みんなで確認しました。ちなみに在宅避難の必須アイテム「カセットコンロ」は全員備えありでした。ナイスです!
衛生対策に役立つ「手づくり次亜塩素酸消毒液(物の消毒用)」の作り方は下のPDFに書いてあります。
2020年1月30日(木)11:30~12:00
@社教1 12名
・震度6強の揺れはどれくらい?
・家族の寝室で何が起こる?危険を見つけよ
う!(左図は、コーディネーターの自宅例)
・手っ取り早い5つの対策法
・マジックテープを使った小型家具転倒防止術
・物が壊れないと、片付けがラク
・おまけ:冷蔵庫、テレビの転倒防止策例
コーディネーターの自宅を例に、すぐにできる
対策法などを共有しました。パワーポイントの
データを抜粋してPDF化しました。ご参照を!
2019年12月23日@多目的室 12名
・非常時のトイレについて、シーン別にシミュレーション
在宅避難:水が流せなくなったら?汚物ゴミどうやって保管?
避難所:トイレの数が足りない?すぐ使えない?犯罪に注意!
外出先:職場のルールは?帰宅困難になったら?
・ダンボール箱を使って、非常用トイレづくり体験
・凝固剤を使ってみよう
・市販のダンボールトイレに座ってみよう
・水の確保と衛生管理について
(次亜塩素酸入り「ハイター」での消毒液のつくり方)
悩ましい非常時のトイレ問題について、課題と、少しでもよりよく
過ごすためのヒントを共有しました。近隣マンションの自治会長
さんも加わってマンションでのルールなど具体的なお話を伺えました!有難うございました。
写真は市販のダンボールトイレの例。
2019年11月14日@多目的室 12名
・大田区ハザードマップ風水害編を確認
・明かりは適材適所で(ヘッドランプ、足元灯など)
・非常用トイレは消臭グッズも忘れずに
・水をどうやって運ぶか(風呂敷リュック体験)
・節水調理グッズ
・非常用持ち出さない袋、置き場所を変えるだけリュックの作り方
ふだんも、非常時も役立つクッズを中心に、実物を触ったり
見たりしながら、おしゃべりしました。
写真は、
「ポリ袋調理に役立つ、高密度ポリエチレンの袋」
「汚物の保管に役立つ、防臭袋」
「地震や停電で自動的に点灯する足元灯」など
2019年10月17日@多目的室 12名
・大田区ハザードマップ風水害編を確認
・体験談を共有(避難所へ行った人/自宅での体験など)
・来年の台風シーズンに向けての準備3ステップ
①自宅のリスクを知っておく ②避難先とタイミングを考えておく
③在宅避難の準備をしておき、応用する